トイレのしつけToilet
多くの方が最初に悩む問題といえばトイレのしつけではないでしょうか?少しアドバイスさせて頂きます。
こちらがコントロールできるように
愛犬がどういった時に、また、どういった時間に排泄をするのか把握していますか?もしも分からない場合はまずは排泄の時間を大まかに知ることから始めましょう。
一週間程度、愛犬の排泄時間をメモしておきましょう。ご飯の時間を大幅に変えないようにするとおおよそ排泄の時間も似てくるので把握できます。また、”寝起き”や”食後”、”遊んだ後”などは多くの犬が排泄するタイミングなので要チェックです。
次におおよその時間が分かったら、その時間の少し前にはサークルへ入れておき、チラ見程度で監視しましょう。よく出来たらしっかり褒めることを忘れずに。褒め方についてはこの後の項目を参照。
また、サークルの中に入れると全く排泄しようとしない犬もいるかもしれません。そういう場合は、サークルの近くのスペースに放しておきます。
ただ、適当に放すのではなく、柵や物を置いて、その辺りからは移動出来ないようにします。行動範囲が狭ばれば管理がしやすく、褒めやすくなります。
さて、放しているわんこがいざ、トイレの場所以外でトイレの体制に入ったら、近くの壁を叩いてみましょう。一瞬ビックリして排泄が止まります。
その間にトイレトレーの上まで連れて行き、最後の一滴だけでもトレーの上に落ちたならたくさん褒めてあげましょう。
初めて成功した時はとても重要です。
犬がビックリするくらいのごほうびをあげて印象付けましょう。
褒め方が大切
トイレのしつけで大切なポイントはいくつかありますが、その一つは『褒め方』です。とくに重要視されるのは、“褒める場所”と“タイミング”です。
まずは、褒める場所についてですが、愛犬がしっかりとできた時に、撫でてあげたりごほうびをあげたりすると思いますが、それを”どの場所でしているか”はとても重要です。
理想は、犬が『おしっこをし終わった後すぐにトレイの上で褒める』ことです。
トレイの上で褒められることで“場所による勘違い”は起こりにくくなります。
逆におしっこをし終わった後、違う場所に呼び寄せて褒めたのでは、愛犬は『飼い主さんのところまで行ったことに対して褒められた』と勘違いするかもしれません。
それがこの後説明する、『タイミング』と関係しています。
犬は『起こった出来事と3秒以内に起こる出来事』を結びつけるとされています。そのため、トイレがしっかりとできたことに対して褒めるのであれば、トレーの上でおしっこをし終わった後にすぐに褒めることが理想です。
それが、し終わった後に少し離れた自分の場所まで呼び寄せて褒めたのであれば、飼い主さんのところへ向かったことに対してのごほうびと関連づける可能性があります。
トイレを失敗したときの対処
トイレのしつけで大切なポイントとして「失敗してしまった時の対処」は重要です。
みなさんは愛犬がトイレの場所を間違ってしまった時、どうしていますか?叱っていますかそれとも無視をしていますか?
どんな方法であれ、解決出来れば良いのですがよく書籍などに目を通すと、叱ってはいけないなどと書かれていることがよくあると思います。
どうして叱ってはいけないのでしょうか?それは”誤解されやすい”からです。
今まで犬のトイレのしつけに関して叱ってトレーニングしていた方のお話を聞くことがよくありましたが、飼い主としては「トイレトレー以外の場所でトイレをすることは間違っていること」を伝えたはずが、愛犬が学んだことは「人の前ではトイレをしてはいけないこと」だったのです。
そうなってしまうと、人の前ではトイレをしなくなり、物陰に隠れてするようになるため、トイレトレーニングは困難なものとなります。自分自身が愛犬のトイレをする瞬間を見れないということは、”褒めるタイミングが作りづらくなる”のです。
褒めることが出来なければ、トイレのしつけは次に進みません。
多くの場合トイレを失敗した際に叱られた犬は、飼い主さんの前でトイレをしなくなったり、トイレを無理に我慢して病気を引き起こしたりなど更に状況を悪化させることにつながります。
叱りたくなる気持ちは分からないこともないですが、ぐっとこらえて、褒められるように環境を整えましょう。
それでもうまくいかない場合は
トイレのしつけでお困りの場合は「訪問しつけ(出張訓練)」のサービスが最適です。
訪問しつけは実際にご自宅でトレーニングを行うので、トレーナーが実際に褒め方や管理の仕方などをお見せでき、状況によりトイレの場所を移動するなど的確にアドバイスすることができます。
まずはお気軽にご相談ください。